アイピルで避妊に失敗したら中絶手術しかない?費用はいくら?

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アイピルで避妊に失敗したら中絶手術しかない?費用はいくら?

出産・中絶の判断は妊娠12週までを目安として早めに判断

アイピルの服用が遅れてしまい緊急避妊が間に合わず妊娠が成立した場合、産むのか人工妊娠中絶するのかを選択しなければなりません。中絶手術は胎児の成長具合によって母体への負担や手術にかかる費用が増えていきます。妊娠が確認できるのは3週目あたりからで、気付くのが遅いと5~7週になっていることもあります。中絶手術は妊娠12週未満とそれ以降では方法や手続きが変わってくるので、12週を目安になるべく早く出産か中絶か判断することが望ましいでしょう。

妊娠から時間が経過するごとに手術の費用が高くなっていきます。

中絶手術の費用はすべて自費で負担します。病院やクリニックによって価格差がありますが、妊娠7週までは約12万円、8~9週は約13万円、10~11週は約14万円ぐらいになります。12週以降の妊娠中期の中絶手術は30~50万円ほどと妊娠初期と比べてかなり高額になります。

手術費に加えて診察や検査などで1万5千円から2万円くらいの費用が必要になります。血液型が特殊なRh(-)の場合は中絶手術を終えた後にγグロブリンの注射を行わなければならないので別途料金が発生します。

妊娠12週(4ヵ月)以降になると、出産育児一時金制度により42万円(産科医療保障制度に加入されていない医療機関などで出産した場合は40.4万円)が支給されます。出産育児一時金を支給してもらうには健康保険に加入していることも条件に入ります。企業で働いている方は会社で加入している社会保険から、自営業や専業主婦などの方は国民健康保険から支給されることになります。本人が健康保険に入っていなくても被保険者の被扶養者であれば出産育児一時金を受けられます。

中絶手術は妊娠中期を過ぎると母体への負担が大きくなります。

妊娠初期の中絶手術には吸引法と掻爬(そうは)法があります。吸引法は専用の機械を使って子宮内容物を吸い出す方法で、掻爬法は鉗子(かんし)というハサミ型の器具を用いて子宮内容物を取り出す方法です。それぞれメリットとデメリットが異なるので状況に合わせた方法が選択できます。今日の日本では掻爬法を行うことが多いようです。
人工妊娠中絶手術は母体保護法により指定された指定医師のみが実施できます。

手術の時間は10分~15分ほどで、痛みや出血はほとんどありません。通常、静脈麻酔をして手術を行うので眠っている間に終わってしまいます。その後体調に問題が無ければ当日のうちに帰宅できます。

妊娠12週以後の中絶手術は事前に子宮口を開く処置を行った後で子宮収縮剤を用いて陣痛を起こし流産させる方法です。体への負担が妊娠初期の中絶手術に比べて大きく、数日間の入院が必要です。12週以降に中絶した場合は役所に死産届を提出しなければなりません。

中絶を避けるためにも避妊は男性任せにしないことが大切

中絶は女性の健康と経済面にダメージを与えます。また、精神的にもお腹の中の命に対する罪悪感や後悔の気持ちがのしかかります。望まない妊娠が女性にとって大きな問題であり負担となることは容易に察せられます。そのような状況を避けるためにも避妊を男性頼みにするのではなく女性側からも能動的にしていくことが重要です。アイピルによる緊急避妊は、あくまでも最終的な選択肢であることを意識しましょう。

パートナーとの関係性にも亀裂が入りかねないのが中絶です。妊娠は女性だけの問題ではなく男性にも大きく関係しています。普段から避妊に協力してくれない男性がパートナーだと中絶を機に不信になることもあります。いざという時のためにアイピルを常備しておけば最悪の事態は避けられるでしょうが、根本的な解決にはなりません。アイピルの成分は安全性が確認されていますが副作用が全くないわけではありません。何度も使っていればそのうち副作用が現れる可能性は十分あります。パートナーとよく話し合い避妊に対する考えを共有してアイピルをなるべく使わないですむようにしましょう。

アイピルやコンドームの他にもさまざまな避妊法があります。

一般的にはコンドームを避妊に使用している方が多いと思いますが、その他にも低用量ピルやIUD(子宮内避妊用具)など効果の高い避妊法があります。低用量ピルをアイピルやノルレボなどのアフターピルと同じように考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、低用量ピルは継続的に服用することで避妊や月経困難症などに効果があります。1度の服用で避妊効果のみを発揮するアイピルとは違います。

IUDは婦人科で小さな器具を子宮内に入れてもらうことで2~5年間効き目がある避妊法です。似たような避妊具には黄体ホルモンを放出するIUS(子宮内システム)があります。現在ではさまざまな避妊法があり、望まない妊娠を自分の意志で避けることが可能です。もし、避妊に失敗してしまった場合には緊急避妊薬のアイピルが活躍します。